たまに人の気配もなく、誰もいない砂漠の暗闇の中を歩いてるような感覚になる。そういう時に僕は大声で叫ぶ。

この都会に住んでると、壁1枚を隔てた隣には人が住んでいて、本気で叫ぶなんてことができない。

随分と窮屈な生活をしているのだなぁと思っては、それが当然のように毎日を送っている。今の時代、本気で大声で叫んだりなんてしたら、ただの変人扱いになる。

だから、夢の中で僕は大声で叫ぶ。世界の誰にも届かない場所で。