お元気ですか? こちらは、ぼちぼちと暮らしております。雪の降らない街なので、今年はスタッドレスタイヤに履き替えて雪国なんかを目指そうかと思っています。

君は、雪が降ると手袋にたくさんの雪を集めて無邪気に笑っていましたね。そういう時は、なぜか君が眩しく感じて、照れ笑いしかできなかったのを思い出します。きっと僕も感情の表し方が下手だったのでしょう。

最近は月日の流れが早く感じます。それだけ年齢を重ねたということでしょうか?

いつかは自分にも老いというものがやってくると思っていましたが、そうなってくると、なんだか自分の身体が愛おしくなってきたりします。変ですかね?生まれてから何十年と付き合ってきた身体です。当然、あちこちと酷使してきたので昔のように元気ではありません。

でも、それが人生を共に重ねるということなんでしょう。僕は年齢を重ねることを喜びにさえ感じています。もしも、突然の死ではなくて身体が衰え限界がきて人生の幕を閉じるなら僕はその事実を受け入れるでしょう。今までありがとう。って。最初から最後まで見届けてくれるのは自分自身ですから。君は永く永く生きてください。そして身体を労ってあげてくださいね。たまに、空を見上げて言の葉を聴いてください。